【左巻全裸作家・北原みのり(48)】「真実を諦めて物語で妥協するな」[10/12]

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作家・北原みのり氏の週刊朝日連載「ニッポンスッポンポンNEO」。今回はアメリカで話題になったドラマ「チェルノブイリ」について。

*  *  *
「ウソの代償とは? それは真実を見誤ることではない。本当に危険なのは、ウソを聞き過ぎて、真実を完全に見失うことだ。そうなれば私たちは真実を知ることを諦め、物語で妥協するしかない」

 今年5月からアメリカで放映され、今年一番の高い評価を受けたドラマ「チェルノブイリ」の冒頭の言葉だ。

 1986年4月26日未明に起きた人類史上最悪の原発事故。あの日、責任者たちは何を語り、どう動いたのか。翌日には避難を強いられ、永久に自宅に帰れなくなった約5万人のプリピャチ市民が見たものは何か。ドラマは実在の人物を描き、一刻一刻を刻むようにチェルノブイリ原発事故を追う。このドラマを「スリラー」と表している日本語サイトがあったが、目の前に約束されるのは死以外にない現実を描く作品は、確かにこれ以上ない恐怖ドラマだ。

 それでも、今のアメリカでチェルノブイリがテーマとして取り上げられ、数々の賞を受賞する作品となる背景には、現実社会への強烈な批判が隠されていることは一目瞭然だ。「真実を知ることを諦め、物語で妥協する」。それは、“真実”など語る者によって変わるのが当たり前というポストトゥルースなアメリカの今への危機感であり、そしてその危機は十分に今の日本が共有するものだろう。

「汚染水は完全にコントロールされています」「日本の夏は温暖です」。そんなウソでオリンピックを招致した日本。情報が与えられず、いつ電気が通るかわからないなか、停電のために人が死ぬ日本。首相に近しい人間が利益を不当に得ているように見えるのに、真実がどこにあるのかわからない社会。原発事故の汚染を語ることは公式的に許されない雰囲気で、前向きな物語だけを信じようとしている私たち。ここは社会主義時代のソ連よりもずっと、危うい状況なのかもしれない。

トランプ政権のアメリカでは、真実が見えにくく、言葉は軽く、性差別、人種差別が激化している。それでも、こういうドラマが作られるだけ羨ましく思う。今年一番話題になったドラマは、今のところ日本では80年代AVを描いた「全裸監督」だろう。「チェルノブイリ」も「全裸監督」も、どちらも80年代を実在の人物を通して描いたものだが、この違いは大きいのではないか。

 私は「全裸監督」の大ヒットに正直、困惑している。近年、AV産業に被害者がいる現実が明らかになりつつあるというのに、AV産業側の「思い」をエンタメに仕立てた作品が大ヒットする現実は、女性の声を軽く見積もる、なかなかに日本的な現実だ。そもそも正義や真実を追求する価値などなく、あるのは人それぞれの正義であり様々な真実という、そんな価値相対こそが絶対正義と信じていればこそ楽しめる物語だろう。

 福島第一原発事故を経た日本で「チェルノブイリ」が作られる日はくるのか。諦めた真実の数だけ、適当で刺激的な物語で妥協する習慣、もうやめたい。

※週刊朝日  2019年10月18日号

https://dot.asahi.com/wa/2019101000010.html?page=1
朝日新聞ウィークリーAERA 2019.10.12 16:00

北原みのり(きたはら・みのり)/1970年生まれ。作家、女性のためのセックスグッズショップ「ラブピースクラブ」代表

2ch.sc@東アジアnews+ | ログ速

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